
世界に一つしかない飛び出す絵本を作ってみませんか?一見難しそうな仕掛け絵本も簡単な作り方をマスターすれば、色々な手作り絵本を楽しむことができます。手作りカードを作る時と同じように気軽にチャレンジしてみてくださいね。
目次
手作り絵本 飛び出す絵本
飛び出す絵本はページを開くたびにワクワクドキドキ。子どもから大人まで世代を超えて楽しめます。仕掛け絵本は見るだけでも楽しいのですが、自分で作るとますます面白くなります。難しそうに見えても飛び出す絵本の作り方は難しそうに見えても基本はポップアップカードと同じなので、気軽な気持ちで作ってみてくださいね。

今回は、ページを開くと4つの場面が飛び出す絵本を作ります。ぱっと見ると普通の絵本に見えますが、実は飛び出す絵本なのです。それぞれの場面からもう1つの画面が立ち上がる仕掛けです。

開いたページがそのまま舞台になる立体絵本は、それぞれのページを4つの部屋に見立てるとドールハウスに、4つの季節に見立てると四季の絵本になります。自由に飾り付けしてあなただけの手作り絵本を作ってみてくださいね。
飛び出す絵本の作り方

飛び出す絵本の作り方は意外と簡単!材料は画用紙2枚でOKです。本の形をマスターしたら、自由にアレンジして絵本づくりをお楽しみください。
【飛び出す絵本の作り方】
材料:画用紙2枚
作り方
1.画用紙を正方形に切り、4つの折り目をつける。

2.切り込みを入れる。

3.切り込みを起こし、立体的に折る。

4.2枚をテープで貼り合わせる

5.絵本の土台の出来上がり!

閉じると正方形の絵本になります。
絵本の土台が完成したら、絵を描いたり折り紙を貼ったり、自由にアレンジしてオリジナル絵本に仕上げましょう。雑誌の切り抜き、シールやクラフトパンチなど、いろいろな素材を組み合わると楽しいですよ。

最初に1枚ずつ絵を仕上げてから、 ポップアップ絵本に組み立ててもOK!

ポップアップ絵本の完成図をイメージしながら作ってくださいね。
立たせたい部分には、裏から四角に折った紙を貼って支えます。しっかり折り目を付けると、ページを開いた時に飛び出します。

飛び出す絵本のアイデア
飛び出す絵本の土台ができたら、色々なアイデアを取り入れながら手作り絵本に仕上げましょう。絵本づくりに取りかかる前に、テーマを決めておくと作業がスムーズに進みます。例えば、1ページ目は海、2ページ目は山など大まかに絵本の内容を決めておくといいですよ。
四季の絵本 春夏秋冬

季節をテーマにした手作り絵本なら、4つの場面を四季に見立て、春夏秋冬の背景を作ります。例えば、春の桜、夏の海、秋の紅葉、冬の雪景色など、自由に絵を描いて仕上げます。
赤ずきんの飛び出す絵本
手作り絵本ならテーマは自由自在!絵本の中から飛び出したようなポップアップ絵本も作れます。見本のポップアップ絵本は、4つの童話をテーマにした手作り絵本です。ページを開くと、 赤ずきんちゃん、ヘンゼルとグレーテル、3びきのくま 、オオカミと7ひきのこやぎ、絵本の1場面が現れる仕掛けです。お気に入りの場面に合わせていろいろな小物を作り飾り付けします。
『赤ずきんちゃん』の森の風景

『ヘンゼルとグレーテル』のお菓子の家

『3びきのくま』に出てくる大中小のベッド

オオカミと7ひきのこやぎ の部屋

オオカミと7ひきのこやぎ
飛び出す絵本は開いたまま置くことができるので、本体を小さい舞台に見立てて人形劇を演じることもできます。ドールハウスのようにそのまま飾ってもいいですね。
紙で作るミニチュア小物

ポップアップ絵本に飾る小物も、紙1枚で簡単にできます。紙を8つに折り、四角を作って糊付けし、余分な部分を切り落とします。切り落とす部分を変えるだけで、テーブルやチェストなど様々なミニチュア家具を作ることができます。作りたい小物に合わせて、紙のサイズを変えてくださいね。
紙製のミニチュア小物の作り方
1.紙を細長く切って、8つの折り目を付ける。

2.四角を作って、糊付けする。

3.作りたい小物に合わせて、余計な部分を切り落とす。

細長い紙1枚で、テーブルやチェストができます。また、折る位置を変えるとベッドになります。紙の色やサイズを変えて、いろいろなミニチュアを作り、ポップアップ絵本の小物に取り入れてくださいね。
最後に
飛び出す絵本の作り方はポップアップカードと同じ!そう考えれば、手作り絵本にも気軽にトライできますね。作る楽しみを知れば、絵本の世界がさらに深まります。お気に入りのテーマで、とっておきの一冊を作ってみてくださいね。
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