
絵本の世界を再現して遊びたいなあ! そんな思いから生まれた手作りおもちゃ「あおちゃんときいろちゃん」をご紹介します。青と黄色が混ざって緑になるというお話をテーマに、セロハンで色の変化を楽しみながら遊びます。紙コップをクルクル回すだけで簡単にお話を再現できる画期的な(!?)紙コップシアターで、お子さんと一緒に”絵本遊び”をお楽しみくださいね。
絵本遊び あおくんときいろちゃん

青と黄色を混ぜると緑になる・・・そんな色の不思議をストーリー仕立てにした絵本「あおくんときいろちゃん」を 絵本遊びに取り入れてみませんか。ちぎり絵や色水遊びなど、絵本から広がる遊びがたくさんありますが、今回は「あおくんときいろちゃん」のお話を再現しながら色の変化を楽しむ手作りおもちゃをご紹介します。
紙コップを舞台に見立てたお話シアターは、くるくる回すと絵が動く簡単な仕掛けを使って、絵本の世界を再現します。材料さえ揃えればあっという間にできるので、子どもの工作にも使えます。
子どもには抽象的な概念は無理。できるだけ具体的に、という従来の絵本の枠組みをぽーんと飛び越え、大人が考える「お子様向け」という絵本観を気持ちよく壊してくれた一冊。
落合恵子 『絵本大好き!』 (PHP研究所)
傑作絵本として名高い「あおくんときいろちゃん」は、ある日、 レオ・レオニさんがお孫さんたちにお話をせがまれ、丸く破った紙を登場人物にしたのがはじまりなんだとか。遊びの中で偶然生まれた作品のように、遊び心を全開にして絵本遊びを楽しみましょう。
紙コップシアターの色遊び

紙コップシアター「あおくんときいろちゃん」はカラーセロハンで色遊びを楽しむ手作りおもちゃで、 紙コップを舞台に絵本の世界を再現しながら遊びます。
あおくんときいろちゃんに見立てた青と黄色のカラーセロハンをプラコップに貼ってクルクル回すと、あおくんときいろちゃんが重なって”みどりのこ”になる仕掛けです。紙コップで簡単にできるシアター遊びは、読み聞かせの小道具にもおすすめです。
紙コップシアター の作り方
材料:紙コップ1個、プラコップ2個、セロハン(黄色、青)
作り方
1.黄色と青のセロハンを丸く切る。
2.プラコップに、それぞれ青と黄色のセロハンを貼る。
3.紙コップにプラコップを重ねて出来上がり!
※青と黄色のセロハンが重なるように、位置を確かめながら貼ってください。
あお+きいろ=みどり
あお+あか=むらさき
あか+きいろ=おれんじ
色と色を重ねると違う色になるなんて、ほんとうに不思議!さりげなく「色の三原色」のお話をしてもよさそうです。「色の不思議」は子どもたちの心に科学の種をまいてくれるかもしれませんね。
おはなしシアターで遊ぼう
紙コップシアターが完成したら、絵本遊びのはじまり、はじまり~。紙コップをクルクル回して遊びましょう。絵本「あおくんときいろちゃん」 のストーリーを再現したり、色の変化を楽しんだり、いろいろ工夫しながらお楽しみくださいね。
『あおくんときいろちゃんのおはなしシアター』

あおくんです
おともだちが たくさん
でも いちばんの なかよしは きいろちゃん

あるひ、おるすばんをたのまれた あおくん
でも あおくんは きいろちゃんと あそびたくなりました
あちこち さがして・・・ばったり
あ きいろちゃん!

あおくんと きいろちゃんは
うれしくて
もう うれしくて うれしくて
とうとう みどりに なりました・・・

みどりになってしまったあおちゃんときいろちゃんは、その後どうなってしまうのでしょうか?・・・お話の続きは絵本でお楽しみくださいね。
「あおくんときいろちゃん」がアメリカで出版された 1959年、
「 Let’s Be Green(みどりになろうよ)」が 愛の告白の言葉として流行したそうです。絵本から生まれたエピソード、素敵ですね。
最後に
「あおくんときいろちゃん」の紙コップシアター、いかがでしたか。お話を再現したり、セロハンで色遊びしたり、アイデア次第で色々な使い方ができるので、シアター遊びの1つに取り入れて遊んでくださいね。
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