
7月7日は七夕の日。折り紙で七夕飾りを作ってお祝いする方も多いでしょう。折り紙の星や短冊は温かみがあり、日本の伝統文化を伝えるいい機会になりますね。そこで今回は、折り紙の織姫と彦星で遊ぶ方法を紹介します。笹竹に飾るだけでなく、たなばたさまの歌に合わせて動かしたり、折り紙の船に乗せて遊んだり行事の出し物にも使えます。
折り紙で作る七夕飾り

七夕は日本の伝統的な行事の一つで、折り紙で作った七夕飾りを笹竹に吊るして願い事をします。七夕飾りには様々な種類がありますが、星は「願いが天まで届きますように」、折り鶴は「長生きできますように」などそれぞれに意味が込められています。
童謡「たなばたさま」にも出てくる五色の短冊は「青、赤、黄、白、黒」の5色で、それぞれに意味があり、願い事にあった色を選ぶと願いが叶いやすくなると言われています。
ささの葉さらさら
のきばにゆれる
お星さまきらきら
きんぎんすなごごしきのたんざく
童謡「たなばたさま」
わたしがかいた
お星さまきらきら
空からみてる
ちなみに、短冊の色の意味は、青「人間力を高める」、赤「祖先や両親への感謝」、黄「人間関係」、白「義務や決まりを守る」、黒「学業向上」です。
赤の短冊なら「いつもありがとう」、黄色の短冊なら「おともだちとなかよく遊べますように」、黒の短冊なら「花丸がもらえますように」など、心を込めて願い事を書きましょう。
そのほか、七夕飾りには巾着(さいふ)や輪飾りなど簡単にできる折り紙が多いので、子どもから大人まで気軽に楽しむことができます。
金色や銀色の折り紙で星を作ったり、色とりどりの折り紙で輪飾りを作ったり、たくさんの七夕飾りを笹に飾って楽しみましょう。定番の七夕飾りのほか、オリジナルの折り紙作品を笹竹に飾ってもいいですね。
織姫と彦星の折り紙

七夕は、織姫と彦星が一年に一度、天の川を渡って出会う日と言われています。星の伝説を思い浮かべながら、織姫と彦星の折り紙を折って遊びましょう。
織姫と彦星の人形は笹竹に飾るだけでなく、折り紙の船に乗せてごっこ遊びしたり、たなばたさまの歌に合わせて激遊びしたり色々な遊び方ができます。日本の伝統行事「七夕」が折り紙に親しむきっかけになるといいですね。
織姫と彦星の折り方
織姫と彦星の着物の色や模様を自由にデザインすれば創造力を育む効果もありそうです。
七夕のおはなし
天の神様の娘で機織りの上手な「おりひめ」と働き者の牛使い「ひこぼし」は、めでたく夫婦となり幸せに暮らしていましたが、楽しすぎて遊んでばかり。仕事をしなくなってしまいました。
激怒した天の神様は織姫と彦星を天の川の両岸に引き離してしまいましたが、嘆き悲しむ二人を見かね、1年に1度、七夕の夜だけ、会うことを許しました。
7月7日に雨が降ると心配になりますが、カササギが天の川に橋をかけて、織姫と彦星を会わせてくれるそうです。神秘的なお話は、美しい星まつりにぴったりですね。
最後に
折り紙で作る織姫と彦星、いかがでしたか?七夕飾りは手軽に作れるだけでなく、バリエーション豊かなので楽しいですね。基本的な折り方をマスターした後は、自由にアレンジして自分だけのオリジナル作品を作りましょう。色々な七夕飾りを作って七夕祭りをさらに盛り上げてくださいね。
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