
ひな祭りに飾りたいフェルトを使った手作り人形をご紹介します。市販のお雛様はもちろん素敵ですが、簡単にできる素朴なひな人形も捨てがたい魅力があります。針も糸も使わないので、子どもと一緒に作って遊べますよ。
手作りのお雛様と三人官女
ひな祭りのお祝いに手作りのお雛様はいかがでしょうか。今回は木型にフェルトを貼るだけで簡単にできるひな人形をご紹介します。お雛様として飾れる上に、指人形としても遊べるかわいい人形です。木の人形は長持ちするので、毎年飾れるのも嬉しいポイント。作って遊べるひな人形は、きっと大切な宝物になることでしょう。
お内裏様とお雛様のほか、三人官女や五人囃子など、たくさん並べると華やかな雰囲気になります。空き箱や本を積み重ねて、その上に赤い布を敷いてひな壇を作ってもいいですね。
フェルトの耳を付ければ、動物のお雛様も簡単にできます。個性豊かな手作りのひな人形を飾って、楽しいひな祭りを演出してくださいね。

お雛様人形の作り方
簡単にできるお雛様人形の作り方をご紹介します。木型にフェルトを貼るだけなので、子どもの工作にもおすすめです。木型のお雛様は飾って楽しむだけでなく、指人形としても遊べます。
【お雛様人形の作り方】
材料
指人形の木型(本体)
フェルト(着物)
羊毛フェルト(髪の毛)
折り紙(飾り)
作り方
1. 木型に合わせてフェルトを切り、着物を作る。

2. 木型にフェルトを貼る。
※フェルトの上部に切り込みを入れると貼りやすい。

3. 頭に髪の毛用の羊毛フェルトを貼る。

4. 顔を描く。

5. フェルトで冠や扇を作って飾り付ける。

6. 出来上がり!

指人形の木型は、東京おもちゃ美術館、クレヨンハウス、シュタイナーのおもちゃ専門店などで購入できます。お近くにない場合は、ネットショップなどを利用するといいかもしれません。
手作り人形でうれしいひな祭り

手作りのお雛様を飾ったら、童謡「うれしいひな祭り」を歌ってお祝いしましょう。3月3日のひな祭りは女の子の健やかな成長を祈る年中行事で、身体をなぜた人形(ひとがた)を水に流してけがれを払う平安時代の宮中行事が由来だと言われています。この宮中行事と女官のひいな遊び(人形遊び)が結びついて女の子の節句になったのだそうです。子どもたちが健やかに育って欲しいという願いが込められたひな祭り。手作り人形を飾ってお祝いすれば、思い出に残る春のお祭りになりそうですね。
最後に
手作りのお雛様、いかがでしたか?高価な段飾りのお雛様はもちろん素敵ですが、素朴な雛人形も味わいがあって魅力があります。針も糸も使わないお雛様ならお子さんと一緒に楽しめるので、ぜひ作ってみてくださいね。
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